最近、うつ病で精神科に通っています。
そこで、よく言われるのが目標を持っていないと危ない(=自殺する可能性が高い)ということです。
私はその目標というのが、人生の目標の事と勝手に思い込んでいるのですが、確かに人生の目標といえるようなものは持っていません。
以前は、今の妻と結婚すること、正確には「結婚できる経済力や人間性をもった人間になること」が目標でした。
今は、その目標はめでたくかなっているわけですが、その次は、「家を持つ」とか「子供がほしい」のような人並みな目標が待っているのだろうと、なんとなく思っていました。
しかし、そこに精巣腫瘍や不妊という黄色信号が点灯しました。
正直なところ、目標どころではなく、不安のほうが多いです。
- 不妊治療の経済的負担に耐えられるだろうか。
- 不妊治療のストレスが、夫婦の仲を悪くしているのではないだろうか。
- 抗がん剤の影響が、生まれてくる子供にも影響しないだろうか。
- もし、障害児として生まれたら…
こんな不安もうつの原因になっているんだと思います。
そんな、思い悩んでいるところに、ふと、思ったのですが、かつての目標(結婚する)というのはどこへ行ったのでしょうか?
目標は達成されるともう終りなのでしょうか?それまで、生きる気力を与えていたものが、達成されその余韻がなくなると、意味がなくなってしまうのでしょうか?
そんな疑問を考えていると、「生きがい」という言葉があることに気づきました。達成した目標は、生きがいとなり生きる気力を与え続けるものではないか。
私はそれに気づいていないだけで、かつての目標、妻がいること、一緒に暮らせていることが、実は得難いものでとてもありがたいことだと気づいていないだけではないか。生きがいをすでに手に入れていて、それは妻と一緒にいることではないか。ということに、気づきました。
すると、不安に思う気持ちが、少し安らぎました。
今現在、恵まれていることに気づくことの重要さを理解できた気がします。