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男性ホルモン(テストステロン)検査

精巣腫瘍でかかっている泌尿器科で男性ホルモン(テストステロン)の検査をした。

精子数が少ないことについて、何か手立てはないか聞き出した時に、念のためやってみますか?と出てきたものだ。
抗がん剤の影響で数値がさがるものではないが、極端に低いと造精能に影響がある数値だ。

血液検査で調べることができる。

結果は12.4と正常値。

(基準値は年齢・性別により異なるが、20~29歳で、8.5~27.9)

数値を上げる薬もあるらしいが、前立腺癌の確率が非常に高くなるらしい。
本末転倒ではないか。

不妊治療

今回は妻と一緒に精液検査の結果を聞きに行った。

今までは妻へは検査結果は口頭でしか伝えていない。

顕微授精でないと不可能といわれていることも伝えているが、あまり実感がない様子。

お互い、口に出したことはないが、抗がん剤から2年を節目に考えていた。

それで一緒に結果を聞きに行くと言い出したのだろう。

前回(1月)の結果はと思わしくない結果だったが、それは、抗うつ剤(ドグマチール)が原因ではないか?という期待があった。

もし、そうなら、今回の検査で正常値に戻っているのではないか? そんな期待を持って検査結果を聞いた。

しかし、期待通りにはならなかった。

精子濃度:ツ黴€ 1.9million/ml  (正常値:20million/ml以上)

運動率  : 43%         (正常値:50%以上)

運動率は多少改善されたが、先生曰く、下の濃度(個数)が少ないので、運動率だけよくてもまったく意味がないそうだ。

やはり顕微授精でないと子供を授かるのは無理と言われた。

(もちろん、精子がないわけではないので、自然妊娠する可能性はゼロではないが、宝くじより確率は低いそうだ)

その日は、体外受精に関する本とDVDをもらい、理解を深めて再度、来院してほしいということだった。(DVDは後日返却)

不妊治療、特に体外受精は女性に負担がかかる。断続的に仕事を休んだり、中には不妊治療を理由に休職や退職をする場合もあると聞いていた。

そのため、妻はなるべくなら精子の回復を待って、自然妊娠がよいと考えていた。

このとき、私は、もうこれ以上の回復は見込めないと考えていた。

体外受精に踏み切るために、どうやって妻を説得しようか考えながら、家に帰った。

一緒に帰ったのだが、ほとんど会話はなかった。

2009/01 精液検査

仕事復帰の前にクリニックへ精液検査に行ってきた。

 

採精室で採精した。以前はなかった大人向けの雑誌が置かれていたので早速活用。

検査結果が出るまでの約1時間、近くのモスで時間を潰す。

待合室で待っても良いが、まわりは不妊治療で苦しんでいる中、検査のみの自分は場違いに感じられる。

 

前回、泌尿器科での結果が良かったので、当然期待していた。「これなら自然妊娠可能です。」

の言葉が聞けるものと思っていた。

 

 

結果は以下の通りだった。

 

 精子濃度:  1.9million/ml  (正常値:20million/ml以上)

 運動率  : 20%         (正常値:50%以上)

 

桁が違うのではないかと思った。

この数値では、顕微授精でないとだめだと言われた。

以前7.3million/mlのときは体外受精と言っていたので、かなり後退してしまっている。

 

 

2008/09 精液検査 (簡易) 造精能が回復?

CTや血液検査の結果を聞きに行ったときに、精液検査もしてもらった。

6月のクリニックでの検査とは違い、泌尿器科の先生が顕微鏡で除く形式の検査だ。

 

結果は以下のとおり。

 

 精子濃度:  26million/ml  (正常値:20million/ml以上)

 運動率  : 54%        (正常値:50%以上)

 

をぉ正常値ではないか!

一人前の男性に戻ってまいりました!∠(^-^

 

顕微鏡を覗いてみますか?と言われたけど、なぜか断ってしまった。

舞い上がっていたのだと思う。

これは本当にうれしい。

 

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2008/06 精液検査

 

抗がん剤投与後、初めて泌尿器かではなく、専門のクリニックで精液検査を行った。

 

 精子濃度:  1.4million/ml  (正常値:20million/ml以上)

 運動率 : 20%         (正常値:50%以上)

 

抗がん剤投与前は 22million/ml と 運動率60%だったので、かなり悪い数値であるが、

一時期の、まったく見つからない状態よりは回復しているようである。

クリニックの先生は、この数値だと顕微受精でなら可能とのこと。

前回検査した数値(7.3million/ml)では、顕微受精ではなく体外受精といっていた。

 

ただ、泌尿器科の先生を通じてシスプラチンの製薬会社に問い合わせてもらった、4ヶ月を考えると

もっとよい数字になってもよい気がする。

 

 

体外受精なんて他人事のように考えていたけど、そのうち考えなければならなくなるのだろうか?

いつか回復することを祈って、定期的に精液検査も行うことにする。

精子保存の更新

 

 

精子保存を行っているクリニックは誕生日の前後2カ月の間に更新を行わなければならない。

誕生日の1ヶ月後ギリギリに連絡して、更新手続きを行ってきた。

 

精子保存すると、いつ、どのような精子を保存したか、カードに記入するのだが、私の場合、3回分を保存した。

最後の1回は病院から運んだだけで、数や運動率が未記入のままだったので、この機会に記入してもらった。

 

       数×10^4/cc  運動率

19.8.15    7.3      19%

19.8.20   16.5      20%

19.8.25   22.0      60%

 

抗がん剤投与直前までの数字だが、かなりのペースで回復していたことがわかる。

やはり、片方の腫瘍が、まだ健康な方に影響を与えていたようだ。

摘出され、影響がなくなり、このような急激な回復をしたのだろう。

 

退院後1ヶ月目検査

退院後1か月たったので検査に行ってきた。

検査の内容は血液検査。CTは3か月おきらしい。1ヵ月後の血液検査も、念のためみたい。

先週、採血だけを行い、今日、結果を聞きに行った。

また、ついでに精液検査もやってもらった。

 

結果

血液検査の結果は異状なし。マーカー値正常。白血球や血小板の値も正常に戻っている。

精液検査は精液量は異状なし。密度がゼロ。つまり無精子症のようだ。

半年くらいの間は無精子症になる可能性もあると思っていたがちょっとショック。

また、抗がん剤の造精能の影響を製薬会社に問い合わせてもらっていたものの結果を聞いた。

シスプラチンが造精能に影響を与えるということはあまり報告されていない。

もしかりに影響があるとして、影響がある期間を計算してみると・・・

精子の形成は 74日±4日 、シスプラチンの影響21日間。

74+21=95日 約4か月。

しばらくは様子を見ますか。

 

精液検査は婦人科のように専門の人が検査するのかと思っていたら、診察室の裏で先生が顕微鏡をのぞいていた。

目の前でそんなに見られるとちょっとはずかしい。。

でも、自分ものぞかせてもらった。ほんとに何もいなかった。

そのせいもあるのか、精液検査の料金はかからず、診察料だけで済んだ。

 

次の検査は12月。

精子保存 3回目

すでに点滴が入り、外出できないため、病院で採精し、妻に運んでもらった。

月曜日に保存した分の検査結果ももらってきた。

精子濃度は7.3million/mlから16.5million/mlに改善していた。

やはり腫瘍が影響していたのかもしれない。

摘出後、1、2週間の間は髭の伸びも遅くなっていたような気がする。

先生は片方を摘出しても、もう片方が頑張るので男性ホルモンが少なくなったりしないと言っていたが、

一時的には影響があるのではないだろうか?

抗がん剤と造精能

 先生からいただいた抗がん剤と造精能に関するいくつかの論文(の要旨)を見る限りでは、2コース程度の抗がん剤投与ではそこまで心配するうようなことではないようだ。

いくつかの論文の内容をかいつまむと以下のとおりだ。

・抗がん剤治療前に精子濃度が20×10^6/mlになっている症例が約半数ある。

 (精巣腫瘍自体がすでに造精能に影響を与えている可能性がある)

・化学療法の回数が多いほど、影響が大きい。

・コース数にかかわらず、3か月後から半年間は精子数が減少または無精子症となる。

・1~2コースでは8割以上の症例で精子数が20×10^6/ml以上に回復している。

・3コース以上では投与直後はほぼ無精子症になる。ただし1~3年内に回復した例もある。

・4コース以上投与した場合は回復した例は少ない。

 (論文では4コース以上が合計14例あったが、回復した例は1例のみ)

 

いただいた論文の中で興味深いタイトルのものがあった。

『精巣腫瘍患者の精子染色体異数性に関する研究』

化学療法投与と精子の染色体の異常について書かれているもののようだ。

(私は専門ではないので「異数性」の意味するところはわからない)

専門的すぎてわからない部分が多いのだが、要約すると、

・4例に対し2年~13年後には一般の値になっている。

 (13年後にやっとという意味ではなく、13年後に検査してみたら、正常値であったという意)

・1例では半年後と3年後のデータがあり、それらを比較すると、半年後の方が明らかに異常が多い。

 

上記のデータがどれくらい影響を与えるかわからないが、抗がん剤投与1年ほどは子作りを進めない医者もいるらしい。

↓を見るとかなり怖い。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E7%95%B0%E5%B8%B8

 

精子保存

科学療法を行うにあたって心配なことがある。抗がん剤による造精能への影響、つまり今後子供を作ることができるかどうかである。

精巣腫瘍で用いる抗がん剤のひとつ、「シスプラチン」という薬が造精能に影響を及ぼすようだ。

先生にも相談したが、そんなに心配するほどではないと言っていたが、これについては後から無精子症になってしまってからでは遅い。

過去の例などデータがないか相談してみたら、製薬会社に問い合わせてみるとのこと。

 

また、それとは別に精子の冷凍保存を行うことにした。化学療法を始める前の精子を保険として保存しておく。

どこか病院を紹介してもらえると思っていたが、自分で探してほしいとのこと。

入院している病院から近い婦人科を探してさっそく行ってみた。

まずは、精子の検査をするとのこと。検査をしてその精子を凍結保存できるらしい。

「採精室」という鍵のかかる個室に案内された。

直径5cm高さ10cmほどのプラスチック容器を渡され、これに出してくださいとのこと。

(お見舞いにもらった官能小説を持ってくればよかったかなぁ)

 

採取したあと、物を預ける。1時間ほど待合室で待つ。

結果はかなり悪いといわれてしまった。

 精子濃度:  7.3million/ml  (正常値:20million/ml以上)

 運動率 : 19%         (正常値:50%以上)

これにはかなりショックを受けた。根拠もなく精子は大丈夫だろうと思っていた。

(あとでわかったことだが、腫瘍が原因で精子数などが下がっていることも多いようだ)

婦人科の先生にも、今後どれくらい下がるかわからないとか、精子数を回復する手段はないとか、ぼろくそに言われた。

(これもあとから調べてわかったのだが、術後に回復している例はいくつもある)

婦人科の先生に言わせてみれば、本当に不妊症で悩んでいる人は、こんなもんではないとでも言いたそうだが、

ガンの治療でいっぱいいっぱいの状態でそのように言われれば、どんな気持ちになるか考えてほしいものだ。

それとも男嫌いか?

ほかの婦人科に変えようかとも思ったが、当面の目的は精子の保存だけなので、とりあえずそこで保存することにした。

保存した精子をほかの婦人科へ運んでそこで人工授精なども行えるそうだ。

 

精子の保存1回が、人工授精のチャンス1回となる。人工授精に成功する確率は100%ではない。

1回で成功する人もいれば、10回でも駄目な人もいる。つまり、1回保存したからと言って安心できるわけではない。

たくさん保存できればよいが、その分化学療法を開始するのが遅れることになる。

婦人科の先生は抗がん剤治療中でも保存は可能と言っていたが、このあたりはまだ意見が分かれているようなので、

なるべく開始前に保存したい。

妻は、私の命に代えられないので早く治療を始めるべきと言ってくれたが(ありがとう)、少し延ばしたからと言って、

命にかかわることではないので、治療の開始を1週間延ばし、3回分の精子を保存することにした。

 

あと、3回目のマーカー検査も行った。

AFP値:48

順調である。