眠れない夜

 腫瘍マーカーの検査をするということは、がんの疑いがあるということだ。

 

土曜日はなるべく考えないように過ごした。

 

日曜日は妻に見つからないように自宅でこそこそとインターネットで調べてみた。

 

 ■症状や特徴について

  ・痛みや発熱を伴わない睾丸の腫れ

  ・15歳から35歳が発症のピーク

  ・10万人に1人から2人くらいの珍しい病気

 ■治療方法について

  ・まずは摘出手術

  ・がんのタイプ(セミノーマか非セミノーマ)によってその後の治療が異なる

  ・セミノーマではっきりとした転移がない場合は、放射線治療または経過観察

  ・非セミノーマかセミノーマでも転移がある場合は、化学療法

 ■予後について

  ・がんの中でも精巣腫瘍は予後がかなり良好

  ・セミノーマのほうが比較的予後が良好

  ・それでも5年生存率90%(※)

   (5年後に10人に一人はなくなっているということだ)

 

無痛で睾丸がはれてくるという症状に当てはまっている。 ますます心配になる。

 

月曜日

全く仕事が手に付かない。定例の打ち合わせをなんとかこなすが、自分が突然入院ということになったら、仕事はどうするのだろうなど考えてしまう。

ものもらいの診察に行くとうそをつき定時退勤し、漫画喫茶で精巣腫瘍についてさらに調べてみることにした。

今回は、ブログをメインで調べてみた。(個人のブログはかなり役に立った。私がこのブログを作成しようとした理由でもある。)

 ・外来で受診して即日手術した人

 ・セミノーマで睾丸が7センチほどの人で、経過観測している人(私もすでに7cmほどあった)

 ・転移があり、化学療法をおこなった人

ほとんどの人が既に治療が完了し、経過観測か、完治の人だった。

今のがんかもしれないという、苦しい状況ではなく、早く治してしまいたい。そのためにはまず行動を起こすこと。

血液検査の結果は水曜日に聞く予定だったが、結果が出ていれば明日(火曜日)にでも聞きに行こう。

 

 ※病期によって異なるようだ。転移がなければほぼ100%。

 上記は転移がある場合の数字。

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