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採卵してきました(採精も)

今日、妻に付き添いクリニックに行ってきました。

9時前にクリニックにつき、安静室に案内されました。
9時過ぎに採精ししました。その後すぐ、9時半くらいには妻が手術室に入っていきました。
採卵は10分程度で終わり、すぐに戻ってきました。
戻ってきたときは、ストレッチャーに点滴もついていて、いかにも病人ないでたちでした。
静脈麻酔(いちおう、全身麻酔らしい)のため、ほとんど眠っていましたが、意識はありました。
その後、30分ほど血圧と心拍数を機械で監視して、昼過ぎまで安静にして退院という流れでした。
私は、培養士の話を聞いて昼前には帰りました。

今回採卵できたのは6個。
すべて顕微授精を行いました。

同じサイクルで胚移植は行えませんでした。
採卵数が多いと、その後の妊娠のための体の準備が大変なようで、今回は見送りです。
卵が胚盤胞まで育ったものを凍結し、次回に備えます。

胚盤胞まで育つのは50%の確率だそうです。
また、凍結すると卵の殻に相当する透明体が硬くなるそうで、レーザーで殻を薄くする
レーザーアシストハッチングを進められました。

採精の結果ですが、
精子濃度:15.0million/ml
運動率:30%
とかなり改善していました。

子供に会える日に向かって一歩前進しました。
これからが楽しみです。

精液検査の推移

精液検査の内容をまとめてみた。

年月日 精子濃度

(million/ml)

運動率(%) 備考
2007.08.01 高位精巣摘出術
2007.08.15 7.3 19 保存1回目
2007.08.20 16.5 20 保存2回目
2007.08.25 22.0 60 保存3回目
2007.08.27 抗がん剤治療開始
2007.09.20 退院
2007.10.24 0 簡易検査
2008.03.19 ? 顕微鏡で1匹見つかる
2008.06.13 1.4 20
2008.09.21 26.0 54 簡易検査のため、信憑性が低い
2009.01.13 1.9 29 ドグマチールを服用中だった
2009.06.10 1.9 43
2009.08.04 15.0 30 顕微授精を実施
2009.11.27 10.0 15 体外受精後、顕微授精を実施

各数値の正常値(WHO基準)

項目 正常値
精子濃度 20million/ml以上
運動率 50%以上

不妊治療

今回は妻と一緒に精液検査の結果を聞きに行った。

今までは妻へは検査結果は口頭でしか伝えていない。

顕微授精でないと不可能といわれていることも伝えているが、あまり実感がない様子。

お互い、口に出したことはないが、抗がん剤から2年を節目に考えていた。

それで一緒に結果を聞きに行くと言い出したのだろう。

前回(1月)の結果はと思わしくない結果だったが、それは、抗うつ剤(ドグマチール)が原因ではないか?という期待があった。

もし、そうなら、今回の検査で正常値に戻っているのではないか? そんな期待を持って検査結果を聞いた。

しかし、期待通りにはならなかった。

精子濃度:ツ黴€ 1.9million/ml  (正常値:20million/ml以上)

運動率  : 43%         (正常値:50%以上)

運動率は多少改善されたが、先生曰く、下の濃度(個数)が少ないので、運動率だけよくてもまったく意味がないそうだ。

やはり顕微授精でないと子供を授かるのは無理と言われた。

(もちろん、精子がないわけではないので、自然妊娠する可能性はゼロではないが、宝くじより確率は低いそうだ)

その日は、体外受精に関する本とDVDをもらい、理解を深めて再度、来院してほしいということだった。(DVDは後日返却)

不妊治療、特に体外受精は女性に負担がかかる。断続的に仕事を休んだり、中には不妊治療を理由に休職や退職をする場合もあると聞いていた。

そのため、妻はなるべくなら精子の回復を待って、自然妊娠がよいと考えていた。

このとき、私は、もうこれ以上の回復は見込めないと考えていた。

体外受精に踏み切るために、どうやって妻を説得しようか考えながら、家に帰った。

一緒に帰ったのだが、ほとんど会話はなかった。