うつ病になってしまった

精神科に通っていたこと

 

12月の検査もまとめて

 

2008年11月、仕事が忙しくなってきた。

仕事の先が見えないのと同時に、ある悲観的な考えが頭をよぎるようになってしまった。

 

 腫瘍マーカー(AFP)が2→3になったのは再発の予兆ではないか?

 

 造精能が回復してきたということは、がん細胞も回復してきているのではないか?

 

 時期的(1年経過)に最も再発率が高いのではないか?

 

そんな考えが頭の中を駆け巡り、気づいたら死にたいと思うようにまでなっていた。

朝、目が覚めると、このままプレス機で押しつぶされて死んでしまいたい気分でいっぱいだった。

再発していると思いこみ、12月の検査が怖いと思うようになった。

 

 

12月のCTと採血のあと、心療内科に行った。

うつ病の診断だった。

そのまま診断書をもらい、しばらく仕事を休むことになった。

ルジオミールとドグマチール、レキソタンという薬を処方され、しばらく飲むことになった。

 

 

翌週、CTと血液検査の結果を聞きに行った。

 CT       :    異常なし

 腫瘍マーカー :    AFP値 2

問題なし。

結果を聞く直前までは、すぐに入院にはならないだろうから、○○が必要で・・とか、

今度は3クールだろうかとか、考えていたのがウソみたいだった。

とにかく、良かった。

 

その後、何事もなく年を越し、来週から仕事復帰することになった。

 

 

2008/09 精液検査 (簡易) 造精能が回復?

CTや血液検査の結果を聞きに行ったときに、精液検査もしてもらった。

6月のクリニックでの検査とは違い、泌尿器科の先生が顕微鏡で除く形式の検査だ。

 

結果は以下のとおり。

 

 精子濃度:  26million/ml  (正常値:20million/ml以上)

 運動率  : 54%        (正常値:50%以上)

 

をぉ正常値ではないか!

一人前の男性に戻ってまいりました!∠(^-^

 

顕微鏡を覗いてみますか?と言われたけど、なぜか断ってしまった。

舞い上がっていたのだと思う。

これは本当にうれしい。

 

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2008/09 定期検査

9月のCTと血液検査

 

 CT       :    異常なし

 腫瘍マーカー :    AFP値 3

 

退院後はずっと2で推移していたAFP値が3になっていた。

正常値は10以内(ものによっては20以内)なので、全く問題ないがちょっと不安。

 

2008/06 精液検査

 

抗がん剤投与後、初めて泌尿器かではなく、専門のクリニックで精液検査を行った。

 

 精子濃度:  1.4million/ml  (正常値:20million/ml以上)

 運動率 : 20%         (正常値:50%以上)

 

抗がん剤投与前は 22million/ml と 運動率60%だったので、かなり悪い数値であるが、

一時期の、まったく見つからない状態よりは回復しているようである。

クリニックの先生は、この数値だと顕微受精でなら可能とのこと。

前回検査した数値(7.3million/ml)では、顕微受精ではなく体外受精といっていた。

 

ただ、泌尿器科の先生を通じてシスプラチンの製薬会社に問い合わせてもらった、4ヶ月を考えると

もっとよい数字になってもよい気がする。

 

 

体外受精なんて他人事のように考えていたけど、そのうち考えなければならなくなるのだろうか?

いつか回復することを祈って、定期的に精液検査も行うことにする。

無精子症改善の兆し

12月の検査では、血液検査・CTともに異常なし。

精液検査もしてもらったが、前回と変わらす、見つからない状態だった。

 

3月の検査では、血液検査・CTともに異常なし。

精液検査に違いがあった。

1っぴきだけ精子が見つかったらしい。

顕微鏡で見せてもらった。本当にオタマジャクシみたいなのが動いてる!

でも、黒くなくて透明なんだね。

半分あきらめかけていたぶんかなり嬉しい!

予定よりはかなり遅いけど、少しずつ改善していると考えよう!

精子保存の更新

 

 

精子保存を行っているクリニックは誕生日の前後2カ月の間に更新を行わなければならない。

誕生日の1ヶ月後ギリギリに連絡して、更新手続きを行ってきた。

 

精子保存すると、いつ、どのような精子を保存したか、カードに記入するのだが、私の場合、3回分を保存した。

最後の1回は病院から運んだだけで、数や運動率が未記入のままだったので、この機会に記入してもらった。

 

       数×10^4/cc  運動率

19.8.15    7.3      19%

19.8.20   16.5      20%

19.8.25   22.0      60%

 

抗がん剤投与直前までの数字だが、かなりのペースで回復していたことがわかる。

やはり、片方の腫瘍が、まだ健康な方に影響を与えていたようだ。

摘出され、影響がなくなり、このような急激な回復をしたのだろう。

 

退院後1ヶ月目検査

退院後1か月たったので検査に行ってきた。

検査の内容は血液検査。CTは3か月おきらしい。1ヵ月後の血液検査も、念のためみたい。

先週、採血だけを行い、今日、結果を聞きに行った。

また、ついでに精液検査もやってもらった。

 

結果

血液検査の結果は異状なし。マーカー値正常。白血球や血小板の値も正常に戻っている。

精液検査は精液量は異状なし。密度がゼロ。つまり無精子症のようだ。

半年くらいの間は無精子症になる可能性もあると思っていたがちょっとショック。

また、抗がん剤の造精能の影響を製薬会社に問い合わせてもらっていたものの結果を聞いた。

シスプラチンが造精能に影響を与えるということはあまり報告されていない。

もしかりに影響があるとして、影響がある期間を計算してみると・・・

精子の形成は 74日±4日 、シスプラチンの影響21日間。

74+21=95日 約4か月。

しばらくは様子を見ますか。

 

精液検査は婦人科のように専門の人が検査するのかと思っていたら、診察室の裏で先生が顕微鏡をのぞいていた。

目の前でそんなに見られるとちょっとはずかしい。。

でも、自分ものぞかせてもらった。ほんとに何もいなかった。

そのせいもあるのか、精液検査の料金はかからず、診察料だけで済んだ。

 

次の検査は12月。

ありがとう

入院中、一日も欠かさず側にいてくれて、身の回りの世話や、精神的に

支えてくれた妻に、この言葉を伝えたい。心の底から伝えたい。

妻の存在がなかったら、もっと苦しい入院生活になっていただろう。

 

 「ありがとう」

退院!

退院した!

白血球の値が3400で、先生は微妙な顔をしていたが、退院ということにしてもらった。

今後2年間は3カ月ごとに造影CTと血液検査。

それ以降の3年間は3~6ヵ月ごとに造影CTと血液検査をした方が良いそうだ。

退院後は最低1週間は自宅療養と言われた。仕事はそんなに忙しくないはずなので

2週間ほど療養することにした。

51日間、1コースで終ったとはいえ、長かった。