精液検査の推移

精液検査の内容をまとめてみた。

年月日 精子濃度

(million/ml)

運動率(%) 備考
2007.08.01 高位精巣摘出術
2007.08.15 7.3 19 保存1回目
2007.08.20 16.5 20 保存2回目
2007.08.25 22.0 60 保存3回目
2007.08.27 抗がん剤治療開始
2007.09.20 退院
2007.10.24 0 簡易検査
2008.03.19 ? 顕微鏡で1匹見つかる
2008.06.13 1.4 20
2008.09.21 26.0 54 簡易検査のため、信憑性が低い
2009.01.13 1.9 29 ドグマチールを服用中だった
2009.06.10 1.9 43
2009.08.04 15.0 30 顕微授精を実施
2009.11.27 10.0 15 体外受精後、顕微授精を実施

各数値の正常値(WHO基準)

項目 正常値
精子濃度 20million/ml以上
運動率 50%以上

腫瘍マーカーの推移

腫瘍マーカー値の推移をまとめてみた。

赤字が異常値。

年月日 AFP β-hCG LDH 備考
2007.07.31 346
2007.08.01 316 高位精巣摘出術
2007.08.08 104 0.1以下 117
2007.08.15 46
2007.08.22 21 141
2007.08.27 10 107 抗がん剤治療開始
2007.09.12 3 113
2007.09.20 退院
2007.10.17 2 0.1以下 155
2007.12.11 2 0.1以下 150
2008.03.12 2 0.1以下 147
2008.06.11 2 0.1以下 147
2008.09.11 3 0.1以下 158
2008.12.03 2 0.1以下 141
2009.03.04 2 0.1以下 152
2009.06.10 3 0.1以下 163
2009.12.09 3 0.1以下 146
2010.04.07 3 0.1以下 136
2010.08.04 2 0.1以下 143

各マーカーの正常値

上限値 下限値
AFP 20 0
β-hCG 0.2 0
LDH 180 87

不妊治療クリニック探し

東京都在住なので、東京都特定不妊治療費助成制度の指定医療機関で、

 ・通いやすさ

 ・費用

 ・口コミ

を考慮して探してみた。

 

指定医療機関は、現時点で68機関ある。

大学病院は避けて、クリニックを中心に場所や費用をチェックしていった。

口コミは精巣腫瘍のときに会員になった病院の通信簿で確認した。

 

場所については、妻の勤務先の近くがよかったが、近くには無いようだ。

費用もほとんどのクリニックはHPに乗せていた。採卵でいくら、胚移植でいくらといったように、項目ごとに金額が書かれておりわかりにくいところもあったが、おおむね40万~60万で、ここは特に安い、といったところは無いようだ。

ただ、加藤レディースクリニック系列は成功報酬制度のような料金体系もある。

 

また、精巣腫瘍でお世話になった先生にもいいところが無いか聞いてみると、産科の部長に問い合わせてくれた。

 ・加藤レディースクリニック

 ・木場公園クリニック

 ・松本レディースクリニック

の3つは症例数が多く、問題なくお勧めできるとのことだった。

ただ、基準が症例数のようで、これから不妊治療を受けようとする人とのずれを感じた。

 

結局、精子保存をしている今のクリニックにすることにした。

初めて受診したときは、先生が無愛想で冷く、最低の印象であったが、何回か受診するうちに、先生以外のスタッフは親身で、また(先生でなくても)知識も高かったりといったよい面もわかるようになり、トータルでは問題ないのではないかと思うようになった。

男性ホルモン(テストステロン)検査

精巣腫瘍でかかっている泌尿器科で男性ホルモン(テストステロン)の検査をした。

精子数が少ないことについて、何か手立てはないか聞き出した時に、念のためやってみますか?と出てきたものだ。
抗がん剤の影響で数値がさがるものではないが、極端に低いと造精能に影響がある数値だ。

血液検査で調べることができる。

結果は12.4と正常値。

(基準値は年齢・性別により異なるが、20~29歳で、8.5~27.9)

数値を上げる薬もあるらしいが、前立腺癌の確率が非常に高くなるらしい。
本末転倒ではないか。

体外受精に挑戦することにした

その日の夜、妻と話し合った。

 

妻は以前はなるべく体外受精を行いたくないといっていたが、体外受精を行うことを決意してくれた。

人づてに話を聞くのと、先生から直接話を聞くのでは、やっぱり違うみたい。

先生の話を聞いたあたりから決めていたようだ。

 

まずは、今のクリニックでよいのかどうかを含めて、どこで治療を行うかを考えようということになった。

週末までにお互い調べておくことが宿題になった。

不妊治療

今回は妻と一緒に精液検査の結果を聞きに行った。

今までは妻へは検査結果は口頭でしか伝えていない。

顕微授精でないと不可能といわれていることも伝えているが、あまり実感がない様子。

お互い、口に出したことはないが、抗がん剤から2年を節目に考えていた。

それで一緒に結果を聞きに行くと言い出したのだろう。

前回(1月)の結果はと思わしくない結果だったが、それは、抗うつ剤(ドグマチール)が原因ではないか?という期待があった。

もし、そうなら、今回の検査で正常値に戻っているのではないか? そんな期待を持って検査結果を聞いた。

しかし、期待通りにはならなかった。

精子濃度:ツ黴€ 1.9million/ml  (正常値:20million/ml以上)

運動率  : 43%         (正常値:50%以上)

運動率は多少改善されたが、先生曰く、下の濃度(個数)が少ないので、運動率だけよくてもまったく意味がないそうだ。

やはり顕微授精でないと子供を授かるのは無理と言われた。

(もちろん、精子がないわけではないので、自然妊娠する可能性はゼロではないが、宝くじより確率は低いそうだ)

その日は、体外受精に関する本とDVDをもらい、理解を深めて再度、来院してほしいということだった。(DVDは後日返却)

不妊治療、特に体外受精は女性に負担がかかる。断続的に仕事を休んだり、中には不妊治療を理由に休職や退職をする場合もあると聞いていた。

そのため、妻はなるべくなら精子の回復を待って、自然妊娠がよいと考えていた。

このとき、私は、もうこれ以上の回復は見込めないと考えていた。

体外受精に踏み切るために、どうやって妻を説得しようか考えながら、家に帰った。

一緒に帰ったのだが、ほとんど会話はなかった。

抗うつ剤と造精能

心療内科でもらっている薬の中に、ドグマチールがある。

とある本で、胃潰瘍や精神科の薬が不妊の原因になると乗っていた。

その、代表例としてドグマチールが紹介されていた。

その本は、女性不妊の原因となっていたが、気になって調べてみた。↓

 

 お薬110番

 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se23/se2329009.html

 

副作用の欄に「男性の乳房がふくらむ」というものがある。

 

これって、ホルモンのような作用が強いってこと?

造精能にも影響ある?

 

心配になってきたので、精神科の先生に確認してみた。

 

 先生「すぐにやめたほうがいい」

 

せんせ~。クリニックに通ってることは前もって言ってたじゃないですか!^( ̄□ ̄#)^~(怒)

 

しかし、これのせいで前回の精液検査の結果が悪かったのではないか?と思えるようになった。

次回、回復していればよし。

 

2009/01 精液検査

仕事復帰の前にクリニックへ精液検査に行ってきた。

 

採精室で採精した。以前はなかった大人向けの雑誌が置かれていたので早速活用。

検査結果が出るまでの約1時間、近くのモスで時間を潰す。

待合室で待っても良いが、まわりは不妊治療で苦しんでいる中、検査のみの自分は場違いに感じられる。

 

前回、泌尿器科での結果が良かったので、当然期待していた。「これなら自然妊娠可能です。」

の言葉が聞けるものと思っていた。

 

 

結果は以下の通りだった。

 

 精子濃度:  1.9million/ml  (正常値:20million/ml以上)

 運動率  : 20%         (正常値:50%以上)

 

桁が違うのではないかと思った。

この数値では、顕微授精でないとだめだと言われた。

以前7.3million/mlのときは体外受精と言っていたので、かなり後退してしまっている。