病院の外来へ行く。通常は事前に電話予約するようだが、病院の受付開始が8:30からなのに、予約の受け付け開始が9:00から。仕方ないので直接病院へ。
やはり大病院は待たされる。8:30から待って、診察できたのは11:30頃。診察してくれたのは少し若めの先生。まずはエコーを確認。
エコーの画面を見せてもらった。正常なものは、均一にまっさらな状態なのに対し、腫瘍は不均一にまだらになっていた。
カルテには右睾丸が拳大の大きさと書かれていた、そこまでは大きくないと思うのだが・・・
診察までは待たされたが、そのあとは早かった。「本日手術をします」とのこと。手術の前に各種検査が必要なので、尿検査、血液検査、耳たぶを少し切って血が止まるまでの時間を計る検査、心電図、CTを行った。かなりフルコース。
昼過ぎには病棟に上がりベッドへ案内された。入院のしおりのようなものを読んでいると、看護師さんが手術の説明にきた。説明用紙がありいくつか項目があったが、自分は緊急手術であったため前日の注意事項など当てはまらない項目が多く、ほとんど省略された。手術室には指輪や刺し歯など、取り外せるものは全部はずしていくそうだ。唯一、自分の氏名が書かれたリストバンドだけしていく。手術前は前開きできるように、浴衣と、T字帯と呼ばれる褌のようなものを着用してくださいとのこと。
そのあと先生が手術の説明にきた。精巣と精索と呼ばれる精巣につながる血管やリンパ管を摘出する手術で、麻酔の時間も合わせて1時間ほど。足の付け根を6cmほど切り、精索を結び、結んだ下の部分から切断し、精巣を下から押し出すように摘出するとのこと。切開場所とは別に陰のうに小さな穴をあけ、ドレーンと呼ばれるストローのようなものを通し、出血や分泌物を外に排出する。あと、尿を自動的に出すために膀胱に管を通すとのこと。
麻酔は下半身麻酔。手術中に先生と会話してもいいと言われたが、怖くて耐えられそうにないので、眠くなる薬を点滴してもらうことにした。
次は、毛を剃る。「できなかったらやりますよ」と若い看護師さんに言われた。少し迷ったが(笑)自分で剃ることにした。脱毛クリームか剃刀と思っていたら、渡されたのは意外にもバリカンだった。「傷をつけないように袋の皮を伸ばしながらやってくださいね。」だって。やってみると難しい。バリカンなのでどうしても3mmほど残ってしまうし、袋の裏の方は角度が難しく、失敗すると皮を挟んでしまう。しばらく苦戦していると先生がやってきて、「そんなにきれいに剃らなくてもいいよ。」と一言。早く言ってくれ!
ほぼそり終わると看護師が「それが終わったら、次は浣腸をします。」 私は思わず「えっ!」と声をあげてしまった。
生まれて初めての浣腸。かなり入ってきた。5分は我慢するように言われたが、1分半でノックアウト。
そのあとは着替えを済ませ、病室のベッドで手術室に呼ばれるのを待つ。
落ち着かず、ベッドの周りをうろうろしていると、担架のようなものが病室に運ばれてきた。これで手術室まで行くらしい。
手術室に着くとすぐに麻酔が始まった。麻酔とっても完全に感覚がなくなるわけではなく、痛みなどは感じないが、触られている感触は何となくわかる。手術室をきょろきょろ見渡していると、看護師さんが「もう始まっていますよ」と教えてくれた。切られたことに気付かなかった。そのあとすぐに眠くなり、目が覚めたのはちょうど終わったところだった。