点滴が終わると、パンスポリンという抗生剤と、止血剤を服用した。
手術の傷跡は合計で5針あり、手術1週間後の昨日、3針分抜糸した。
麻酔などするのかと思っていたが、診察室で糸をハサミで切って終了。痛みもほとんどなかった。
翌日には残りの2針も抜糸。抜糸をすると少し動きやすくなる。多少の痛みは残っているが。
以前気になっていた、胃の上部の痛みを胃カメラで診てもらうことにした。
せっかく入院しているのでとことん調べてもらおう。
そろそろ病理検査の結果が出るはずだ。そろそろ退院できないだろうか。
点滴が終わると、パンスポリンという抗生剤と、止血剤を服用した。
手術の傷跡は合計で5針あり、手術1週間後の昨日、3針分抜糸した。
麻酔などするのかと思っていたが、診察室で糸をハサミで切って終了。痛みもほとんどなかった。
翌日には残りの2針も抜糸。抜糸をすると少し動きやすくなる。多少の痛みは残っているが。
以前気になっていた、胃の上部の痛みを胃カメラで診てもらうことにした。
せっかく入院しているのでとことん調べてもらおう。
そろそろ病理検査の結果が出るはずだ。そろそろ退院できないだろうか。
今日は手術後初めてのマーカー検査をした。
朝一で採血し、2時間後ぐらいには結果が出ているようだ。ただし、結果は先生から聞かなければならないので、外来が終わって病棟に上がってくるのを待つ。
結果は以下のとおり。手術直前に検査した値も教えてもらった。
8/1 AFP値:316
8/8 AFP値:104
半減期が5日ということなので順調に下がってきているということになる。
手術から5日間は点滴をした。一日中やるものと朝・夕の抗生剤の点滴。
点滴がとれた翌日にドレーンもとった。傷口に防水テープを張ってシャワーが浴びれるようになった。
転移の有無について、CTと骨シンチグラフで検査を行った。
CTは人体の輪切り画像を撮るもので、5分程度ねているだけでおわる。骨シンチグラフは微量の放射性物質を注射して、4時間後位にその放射性物質が体内でどのように分布しているか確認する。30分ほど機械の中で寝ているだけで終わる。がん細胞は細胞の目が粗いので、放射性物質がたまりやすいらしい。
CT、骨シンチグラフともに転移は見つからないとのこと。かなりほっとした。今週末には退院できるかもしれない。
手術後、病棟のベッドへ運ばれた。
手術後1時間は酸素マスクをつけ、3時間の間は30分おきに血圧を計った。 翌朝までは安静にして起き上がらないように言われた。
2~3時間で麻酔が切れてきたので、痛み止めの点滴をしてもらう。どこまでが我慢する痛みで、どこからが薬に頼る痛みかわからなかったが、とりあえず痛み止めを入れてもらった。そのあと、よく聞いてみたら、痛み止めが効いているのは2~3時間の間で、痛み止めを点滴する間隔は3~4時間空けたほうがよいとのこと。結局我慢しなければならないのなら、なるべく痛み止めを使わないようにした。
夜中に痛みで起きてしまったが、その時痛み止めをもらい、そのあとはよく眠れた。痛み止めを使ったのはこの2回だけ。
寝返りはしてもいいと言っていたが、横向きになると傷がツッパリ痛いので、常に一日中仰向けにしていた。そのせいか2~3日は腰が痛かった。
翌朝には尿の管も取れ、自分の足でトイレに行けるようになった。朝食も普通に食べた。
部屋でじっとしていると、先生が「摘出したもの見る?」と病室にやってきた。赤い半透明のゴミ袋のようなものを片手にぶらぶらさせていて、それを私の方に突き出してきた。もっとまるいものを想像していたが、大きな腫瘍のような塊が2個つながっているような形だった。周りには脂肪のようなものが白く付いていてピンク色のように見えた。これから病理検査にだし、癌の種類を調べてもらうとのこと。だいたい、1週間ほどで結果が出るそうだ。
病院の外来へ行く。通常は事前に電話予約するようだが、病院の受付開始が8:30からなのに、予約の受け付け開始が9:00から。仕方ないので直接病院へ。
やはり大病院は待たされる。8:30から待って、診察できたのは11:30頃。診察してくれたのは少し若めの先生。まずはエコーを確認。
エコーの画面を見せてもらった。正常なものは、均一にまっさらな状態なのに対し、腫瘍は不均一にまだらになっていた。
カルテには右睾丸が拳大の大きさと書かれていた、そこまでは大きくないと思うのだが・・・
診察までは待たされたが、そのあとは早かった。「本日手術をします」とのこと。手術の前に各種検査が必要なので、尿検査、血液検査、耳たぶを少し切って血が止まるまでの時間を計る検査、心電図、CTを行った。かなりフルコース。
昼過ぎには病棟に上がりベッドへ案内された。入院のしおりのようなものを読んでいると、看護師さんが手術の説明にきた。説明用紙がありいくつか項目があったが、自分は緊急手術であったため前日の注意事項など当てはまらない項目が多く、ほとんど省略された。手術室には指輪や刺し歯など、取り外せるものは全部はずしていくそうだ。唯一、自分の氏名が書かれたリストバンドだけしていく。手術前は前開きできるように、浴衣と、T字帯と呼ばれる褌のようなものを着用してくださいとのこと。
そのあと先生が手術の説明にきた。精巣と精索と呼ばれる精巣につながる血管やリンパ管を摘出する手術で、麻酔の時間も合わせて1時間ほど。足の付け根を6cmほど切り、精索を結び、結んだ下の部分から切断し、精巣を下から押し出すように摘出するとのこと。切開場所とは別に陰のうに小さな穴をあけ、ドレーンと呼ばれるストローのようなものを通し、出血や分泌物を外に排出する。あと、尿を自動的に出すために膀胱に管を通すとのこと。
麻酔は下半身麻酔。手術中に先生と会話してもいいと言われたが、怖くて耐えられそうにないので、眠くなる薬を点滴してもらうことにした。
次は、毛を剃る。「できなかったらやりますよ」と若い看護師さんに言われた。少し迷ったが(笑)自分で剃ることにした。脱毛クリームか剃刀と思っていたら、渡されたのは意外にもバリカンだった。「傷をつけないように袋の皮を伸ばしながらやってくださいね。」だって。やってみると難しい。バリカンなのでどうしても3mmほど残ってしまうし、袋の裏の方は角度が難しく、失敗すると皮を挟んでしまう。しばらく苦戦していると先生がやってきて、「そんなにきれいに剃らなくてもいいよ。」と一言。早く言ってくれ!
ほぼそり終わると看護師が「それが終わったら、次は浣腸をします。」 私は思わず「えっ!」と声をあげてしまった。
生まれて初めての浣腸。かなり入ってきた。5分は我慢するように言われたが、1分半でノックアウト。
そのあとは着替えを済ませ、病室のベッドで手術室に呼ばれるのを待つ。
落ち着かず、ベッドの周りをうろうろしていると、担架のようなものが病室に運ばれてきた。これで手術室まで行くらしい。
手術室に着くとすぐに麻酔が始まった。麻酔とっても完全に感覚がなくなるわけではなく、痛みなどは感じないが、触られている感触は何となくわかる。手術室をきょろきょろ見渡していると、看護師さんが「もう始まっていますよ」と教えてくれた。切られたことに気付かなかった。そのあとすぐに眠くなり、目が覚めたのはちょうど終わったところだった。
午前中は顧客先で打ち合わせ。午後会社にもどり、クリニックに検査結果が出ているか確かめる。
検査結果は出ているようだ。そのあと、仕事をした記憶はない。作業票は適当にごまかした。
柄にもなく、親より先に死んでしまうのはどんな気分だろうかなど考えていた。
定時後、すぐにクリニックに向かう。普段は定時で帰れることはほとんどないが、今はそれどころではない。
精巣腫瘍で検査する腫瘍マーカーは通常3種類。病期Ⅰでもある程度進んでいないとマーカー値は上がらないようだ。
何となく、マーカー値はまだ上がっていないだろうと楽観していた。
クリニックに着く。ほとんどの人が呼ばれてから3分程度で診察室から出てくる。そして私の名前が呼ばれる。
気のせいか空気が重たい。まずは結果を聞く。
「AFPの値がよくありません。正常値は10以下ですが、346あります。」
そのあとも、いろいろ説明が続いた。かなり回りくどく、大変な病気であることを説明していた。
「これがいわゆる癌の告知かぁ」と他人事のように聞いていた。なぜか冷静に聞くことができた。
説明があまりにも回りくどいので、「要するに精巣腫瘍ですよね」とこちらから言ってしまった。(怖くて「癌」という単語は使えなかった)
そのあとは話が早く、手術が必要なので、大きな病院で診てもらえばすぐに手術日が決まるだろうとのこと。
病院は紹介してもらえるのかと思っていたが、自分で決めていいとのこと。やはり紹介してほしいと頼んだが、「精巣腫瘍の手術は難しくないので、市立病院程度のところの泌尿器科ならどこでもできる。むしろ身近な人が通いやすいことを考えて決めたほうがよい。」とのことだった。
その日の夜、妻と相談し、最寄駅から地下鉄で20分程度で、妻の通勤途中にある病院を選んだ。
腫瘍マーカーの検査をするということは、がんの疑いがあるということだ。
土曜日はなるべく考えないように過ごした。
日曜日は妻に見つからないように自宅でこそこそとインターネットで調べてみた。
■症状や特徴について
・痛みや発熱を伴わない睾丸の腫れ
・15歳から35歳が発症のピーク
・10万人に1人から2人くらいの珍しい病気
■治療方法について
・まずは摘出手術
・がんのタイプ(セミノーマか非セミノーマ)によってその後の治療が異なる
・セミノーマではっきりとした転移がない場合は、放射線治療または経過観察
・非セミノーマかセミノーマでも転移がある場合は、化学療法
■予後について
・がんの中でも精巣腫瘍は予後がかなり良好
・セミノーマのほうが比較的予後が良好
・それでも5年生存率90%(※)
(5年後に10人に一人はなくなっているということだ)
無痛で睾丸がはれてくるという症状に当てはまっている。 ますます心配になる。
月曜日
全く仕事が手に付かない。定例の打ち合わせをなんとかこなすが、自分が突然入院ということになったら、仕事はどうするのだろうなど考えてしまう。
ものもらいの診察に行くとうそをつき定時退勤し、漫画喫茶で精巣腫瘍についてさらに調べてみることにした。
今回は、ブログをメインで調べてみた。(個人のブログはかなり役に立った。私がこのブログを作成しようとした理由でもある。)
・外来で受診して即日手術した人
・セミノーマで睾丸が7センチほどの人で、経過観測している人(私もすでに7cmほどあった)
・転移があり、化学療法をおこなった人
ほとんどの人が既に治療が完了し、経過観測か、完治の人だった。
今のがんかもしれないという、苦しい状況ではなく、早く治してしまいたい。そのためにはまず行動を起こすこと。
血液検査の結果は水曜日に聞く予定だったが、結果が出ていれば明日(火曜日)にでも聞きに行こう。
※病期によって異なるようだ。転移がなければほぼ100%。
上記は転移がある場合の数字。
4月に睾丸の腫れを医者に診てもらってから約3か月。
少しずつ小さくなっていくと言われていたのだが、少しずつ大きくなっている気がする。鶏卵のLサイズ程ありそう。計ってみると1番長い直径が7.5cmほどあった。
たまたま「ものもらい」で眼科に行くために定時で退勤したので、ついでに4月に行ったクリニックにも寄ってみる。
今度はエコーでかなり入念に調べた。結果は「血液検査をしてみましょう」とのこと。
少し笑ったのはエコーの写真を撮るときに、私に「合図したら写真を撮るボタンを押してくださいねー」と患者にやらせていた。
看護師はいないのか!
はじめは「血液検査」の意味をよく理解していなかった。
先生は「検査結果はなるべく早いほうがいいですよね・・」と言いながら、検査結果に何日かかるか記載のある冊子をパラパラめくっていた。
そして、日数を確認しているページの見出しが目に入った。
『腫瘍マーカー』
!? 腫瘍=癌?
その日は怖くて検査内容について質問ができなかった。
次の水曜日に検査結果を聞くことにした。
2007年4月下旬
お風呂に入っているとき、右の睾丸が大きくなっていることに気づく。
まさかなんか怪しい性病か!?変なお店にはいっていないぞ!
妻に大きくなっていることを打ち明けて、近所の性病科(泌尿器科)にいってみた。
エコーで睾丸を見たり、先っぽの分泌物を顕微鏡で覗いたりして調べてもらった。
おそらくはクラミジアかなにかで炎症を起こしているのでしょうとのこと。
「尿検査をして調べましょう。今日は抗生剤の注射をしておきます。保険適応外なので1本3500円です。」
やはり、性病か・・・何もしていないのに。
1週間後
尿検査の結果を聞きにいく。
「性病ではないですが、日常にある雑菌が出ていますね。」
性病ではないと聞いてほっとした。そのまま抗生剤をもらい、さらに1週間後に再検査で雑菌がなくなったことを
確認して、いったん治療が終了した。このまま小さくなっていきますよ。とのことだった。